泥臭く

今朝、高校3年の最後の総体の夢をみた。
たまにこの夢を見ることがあるけど、今日のは特別タチが悪かった。緊張して体がガチガチになり50m自由形で38秒という散々なものだった。(インターハイに行くには24秒台前半が必要)

インターハイには行けなかったけど、大学に入ってからインカレには出られたから高校で得てしまった怨念というか執着というか、そういった禍々しいやるせなさは成仏されたものだと思ってたけど、そんなことは無かったようだ。

その話についてはここにまとめてある。(割と長い)

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あるとき欲しがった、願った、執着した、その気持ちが強ければ強いほど、他の何かでは拭えなくなってしまうのかもしれない。 何かを強く望むとき、それを手に入れることでしかその気持ちは満たされないのかもしれない。

だからと言って、怨念を負いたくないからといって何かを望むことを諦められるほど素直じゃないので、これからも打たれ強くやっていくしかないみたいだ、泥臭いね。





今年はインターハイや全中などの中止などが相次いで決まっている。
大学に入るまで自分には水泳しかなかったし、現にそういう学生たちもたくさんいるはずだ。
30秒もない一瞬の為に毎日ものすごいトレーニングを積んできた人たちも数えきれない程いる。
そういう人たちを思うとかける言葉が見当たらない。
身を裂かれるような気持ちに違いない。 挑戦する権利すらもなくなり、ぶつけどころのない怒りや鬱憤、悲しさもあるだろう。
きっと僕が高校総体で感じたものなんかよりずっと苦しい。
確かにいまこの瞬間は絶望に包まれてるけど、どうか気持ちを折ってしまう事なく、また戦って欲しい。
今まで追いかけてきたものは手に入らない。
だけど、今が全てじゃなく、続けた先にはまた目指すものが見つかる、それを達成した時の喜びは計り知れない。この事が誰か一人にでも伝わってくれたら嬉しい。どうか、歩みを止めないで。